子供が思春期になり思い出す「母乳育児♡」
ああ、おっぱいで育ててよかった!
長男&長女&二女の子ども3人とも、産院退院後すぐから《おっぱい110番》にお世話になりました。
長女が高校に入学したとき希望の高校に入学できず、また校風にもなじめず、イライラし、友達関係にも悩み、朝もなかなか起きられず、遅刻や休むこともありました。「学校辞めたい…」この言葉でいつも彼女の心の中はいっぱいでした。小学校、中学校では、何でもできる子、明るく元気な子、そのすべてが一変した高校生活の始まりでした。私もそんな子どもに「なぜこれくらいのこと頑張れないの?」とぶつかり合う毎日。
今思えば、私の彼女を見つめるまなざしは、批判と不安のなにものでもなかったと思います。毎日のように親子げんか、親子の関係が最悪の状態を迎え、娘の顔からは笑顔も消え、まるで蝋人形のようでした。
そんな時、ふと、「私は何を望んでいるのだろう?何を娘に問いただしているのだろう?」と今度は自分に問いただしてみました。そして、その時浮かんだ光景は、ただ、ひたすらに我が子の顔を見つめ、何も求めず、ただただひたすらにおっぱいを飲ませていた頃の自分でした。
ふっと肩の力が抜け、自分自身の心の奥底にあるものを思い出すことが出来ました。
それは、我が子をこよなく愛することでした。私は、2階の部屋で起きられずにベッドに横になっている娘を、たたき起こし、またまた大げんか。
でも、今までとは違いました。世間体、良き母としての常識など、諸々のものをすべて捨て、私のあの時の心をぶつけました。しばらくして、制服に着替えた娘が下りてきました。黙って車で駅まで送りました。降りる間際、小さな声で「心配かけてごめんなさい」。
ルームミラーに映る娘の後ろ姿を見ながら、「ああ、おっぱいで育ててよかった」本当に素直にそう思えたのです。
あの、ただひたすらにおっぱいを飲ませているとき、心のパイプを繋げていたんだという実感が静かに溢れてきました。それから、娘は徐々に笑顔を取り戻し元の明るく活発な姿を取り戻していきました。
そして、3年生になったある日「今日ね、学校で子どもが道をそれそうになった時、やっぱり愛情が子どもを救うよね~ということで、友達と盛り上がったよ~」と笑いながら話してくれました。
3人いれば3人それぞれ、いろいろなトラブルがありました。でも、その度に正面から子どもと向き合い、ひるむことなく乗り越える事が出来たのは、やはり母乳育児のおかげだと、今更ながら実感しています。
おっぱいを飲ませながら愛情の絆が結ばれ、母親の中には母としての強い覚悟のようなものが静かに築かれていたのだと思います。昨今、人との関わり方が分からない、苦手という若者が増え、それゆえに様々な問題が起こっています。けれど、おっぱいの子どもは、人が好き、自分の意思をしっかりと持っています。子ども同士の世界の中でいろいろなことが起こりますが、そんな彼らは助けてくれる仲間をしっかりと持っています。すべての子ども達が母親の胸の暖かさを感じながら育っていける事を心から願うばかりです。
断乳してから13年。いまだに母乳育児の素晴らしさを実感させられています。本当にありがとうございました。
(N・Mさん)



コメント